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ゲーミングルーター「ASUS TUF-AX4200」の感想とレビュー!ゲームモードは不具合アリ!?バッファブロート発生でゲーム反応最悪!?

 TUF-AX4200なのにラグい?ゲーマーが陥る「ゲームモードの罠」

「高性能ルーターなのになぜかゲームの反応が悪い」「Ping値が不安定でカクつく」...。

ゲーム環境を良くしようとゲーミングルーターを購入したのに、あんまり快適なゲーム体験にはならなかった、という方は多いのではないでしょうか?

実際、購入前に「ASUS TUF-AX4200」のレビューをチェックしても、大きな不具合はなく満足度が高いという意見ばかりでした。

しかし、私の環境では違いました。

「使用環境の問題かな?」と色々調べて判明したのが、以下の深刻な症状です。

・ゲームモードが原因で発生する不具合
・Bufferbloat(バッファブロート)の発生


本記事では、これらの症状と、劇的に改善した改善方法を詳しくご紹介します!

TUF-AX4200は「ゲームを快適にプレイしたい人」におすすめ!総合評価

TUF-AX4200の強力なメリット7選

2.5 Gbps WAN 対応

    WANポートが **2.5 GbE** なので、高速回線や将来の回線アップグレードを見越せる

Wi-Fi 6(802.11ax)対応

    2.4GHz:574 Mbps/5GHz:3603 Mbps と高速

強めのCPU・メモリ

    2.0 GHz クアッドコア + 512MB RAM というスペックで、QoSやゲーム機能を動かすには十分

ゲーミングに特化した機能が充実

    Open NAT(ポート開放支援)、Adaptive QoS、モバイルゲームモードなど

耐久性(TUFシリーズらしい強固さ)

    ヒートシンク付き、メタルポートカバーなどがあり、長時間・高負荷でも安定性を意識した設計

AiMesh対応

    他ASUSルーターとメッシュ構成が可能。家の広さや構造によって使い回せる

v6プラス (IPv6) 対応

    未来性があり、プロバイダのIPv6接続を活かせる

価格が比較的抑えめ

    ゲーミングルーターとして性能は高めながら、ハイエンドよりコスパはいい。実売価格は約1.7~1.8万円

正直なデメリット・運用上の注意点

ゲーム機能ONで不安定化の懸念

    QoS、AiProtectionなどを同時に使うとパフォーマンス低下や不安定化の報告がある

実際のWi-Fi速度が理論値とずれるケースがある

    Redditなどで「5GHzで速度が急に落ちる」「Wi-Fi 6モジュールが不安定」という報告あり

Wi-Fi 6 (5GHz) の実効スループットが文句を言うユーザーも

    一部の環境で「2.4GHz最高574Mbpsしか出ていない」といった声も

リピーター (中継器) として使うと不具合が出るケース

    中継用途で使うと再起動や速度低下といった報告がある

初期ファームウェア・安定性の問題

    ファームアップで不安定になる、電源供給や接続が突然切れるなどの報告がある

本体のサイズ

    アンテナが大きく、本体もそれなりにスペースを取る(設置場所を選ぶ可能性あり)

総合評価

ゲーミング用途や将来の高速回線を見越す人には非常に有力な選択肢

コスパ重視&性能重視の中堅ゲーミングルーターとして優秀

ただし、「すべての機能をカンタンに使いたい(=QoS・ゲーム機能・セキュリティ全部ON)」場合は、設定と運用を慎重にしないと不安定になる可能性もある。

総評:かなりバランスが取れていて、ゲーマーにも一般家庭にもマッチしやすい。 ただし運用次第で本領を発揮しない(むしろラグくなる)こともあるため、本記事で解説する設定をしっかり行うことが、このルーターの真の性能を引き出すカギとなる。

パッケージや外観のレビュー

パッケージは思ったよりも大きいです

tufax4200パッケージ

内容物は本体、ACアダプタ、取扱説明書、スマホアプリ設定、ワイヤレスアダプタ設定など

中身

パッケージの大きさ通り本体も大きいです。アンテナを立てると高さも結構あって設置場所は選ぶかも

tufax4200設置

「反応最悪」の正体はバッファブロート!

Nintendo Switch/Nintendo Switch2のゲーム『テトリス99』 の99人対戦でテトリミノの反応が悪い時が多々ありました。特に終盤戦では自分の操作がどんどん遅れていくような感じで自分だけが遅い状態になっていました。Switch(1?無印?)だと購入から6年以上経過していたので本体劣化かなと思っていたけどSwitch2でもまったく同じ症状でテトリス99のプレイが重く、遅い状態になっていました。Switch2のテトリス99ではほとんどの人が”動作が劇的に変わった”とか”ラグ無しで打てる”とか好評な情報しか見なかったので自分の状態がさすがにおかしいと思い改めて調べました。

いつもTVモードで中華コンでプレイしていたけど手持ちに替えたり、コントローラーなど周辺機器を別のに買い替えたりしても大きな変化はありませんでした。

Fast.comの「ロード済みレイテンシ」が示す深刻な遅延

そうなってくると回線の問題かな?と世間ではどんな感じでどんな回線を使っているのか?とか回線速度を測ったりプラン変更を検討したりしていたらFast.comの結果にある”ロード済みレイテンシ”が71msとなっており以前調べた時は通信環境でそれくらいの数値しか出ないとかそんなものでは?みたいな感じで特に問題ないのかな?と思っていました。が、AIにFast.comの結果を見せたところ71msは異常な数値と言われました!?

ロード済みレイテンシ71ms

ロード済みレイテンシ(Ping)とは:混雑時の反応を測定した結果でFPSなど反応速度が重要なゲームをプレイするならここの数値が小さければ小さいほど快適な環境となるようです。

自分のネット回線は100MBプランなのでダウンロードとアップロードはほぼロスなし、アンロード済みレイテンシは2msとかなり優秀な数値が出る環境のようですが、ロード済みレイテンシが71msと混雑に弱い回線となるようです。ここまで良い数字が出ているのに混雑時の数値のみ悪いのは何か引っかかるというか気になったので掘り下げて調べてみたら回線の問題もあるかもしれないけどルーターやモデムなどの通信機器類が原因でも発生するようです。

Bufferbloat Testで見た「A判定なのにラグい」謎の警告

AIと色々やりとりしていたらFast.comの結果が悪いだけで他の測定だと問題ないかも?と言われたのでBufferbloat Test(Waveform)でチェックしてみました!

Bufferbloat Test(Waveform)の結果

Pingの安定性を示すバッファブロートテストは、Waveform社のBufferbloatテストを利用しました。

結果は”A判定”!これはかなり良いのでは?と思っていたらYOUR CONNECTIONに三角のビックリマークが一つありました!?項目は「Low Latency Gaming」。低遅延が必要なゲームをプレイするのには適してないという警告のようです!?ゲームにとって致命的な遅延が発生する結果なようです。A判定なのに!?

TUF-AX4200の「ゲームモード」で発生?

テスト結果はどれも”遅延が発生する”というネット回線の症状を明確にするもので次に考えるのはこの症状は何が原因で何をしたら良くなるのか?です。

正直購入してから間もないしゲーミングを称しているのでルーターは最後に疑うべきと思っていたけど回線やモデムを疑うと自分であれこれ出来ないのでルーターを調べてみました。

購入時に色々調べたつもりでしたが甘かったようで色々不具合情報が出てきました。

まずゲームモードをONで使うと回線の安定性が失われるのでせっかく設定できるけどゲームモードはOFFが推奨のようです。購入して最初にゲームモードをONにしていたのでこれが原因か!と設定をOFFにしたけど少し改善したかな?とゲームをプレイしてみたけど体験体感的に少し変わったかな?くらいでクリティカルな変化ではないようです…

他にそれっぽいのは無いのかなと情報を探すと”バッファブロート”なる聞き慣れない単語を発見しました!

どうやらTUF-AX4200はバッファブロートが発生するルーターのようで自分で対策しないとゲームで操作遅延が起こるようです!?

これを改善するには、TUF-AX4200のQoS設定をわずかに変更するだけでOKです。具体的な手順と、A+判定になった最終結果はこちらの専門記事で徹底解説しています。

【ロード済み71ms→3msへ】TUF-AX4200のバッファブロート対策!究極の低遅延を実現する「QoS設定」手順

設定変更で「A+」判定へ!Ping値は劇的に改善

Bufferbloat TestでA+判定

判定はAからA+になり「Low Latency Gaming」の警告マーク(⚠️)が消えました!さらにFast.comの「ロード済みレイテンシ」は”71msから3ms”になりました!

fast.com結果71msから3ms

実際にゲームで試した体感レビュー

Nintendo Switch/Nintendo Switch2のゲーム『テトリス99』をプレイしてみたら反応の悪さを感じることなくプレイが出来ました!Switchではこれまで感じた事のないキビキビと素早い操作が可能になり、Switch2では本体性能が向上したのを体験出来るくらい処理が良くなっていました。ネット対戦になるので自分の環境を整えてもゲームサーバーだったり相手との回線相性だったり他の要因で操作感が悪い場合もあるけどバッファブロートが発生しない環境になったと思われるのでプレイするタイミングによってはあんまり変わっていないと感じるかもだけど自分の環境は良くなっているはずです。

他の端末への影響としては全体の帯域を絞ったことでダウンロードがやや時間がかかるようになったのと古いタブレット端末がなぜかTUF-AX4200との接続が安定しなくなりました。前からよく外れていたのでセキュリティ関連で完全に外れるようになったのかも?ちょうど良い機会なので買い替えを検討しようと思います。

まとめ

問題解決後のTUF-AX4200のレビュー

ゲーミングルーターらしく安定して動作しています。接続台数も多めなのも安心感があるしCPUなどの冷却機構がしっかりとしているので夏場でも安心して使えると思います。

設定が必須なのである程度知識が必要かもしれないので初めてのルーターとかには向かないかも?初めてのゲーミングルーターならお手頃価格で性能もそれなりで手に取りやすい機種になっていると思います。

正直ゲーミングルーターの性能を期待して購入したのでゲームでそこまで良い体験にならなかったので個人的な評価は微妙ですが、製品の性能はしっかりとしているし問題解決後は安定して使えているので強くは勧めないけど興味があれば手にとってみても良いかもです。

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